コラム

主に感染症対策について藤川賢治が解説します

2022年2月の全死因死者増加はワクチンのせいなのか?

  日本の人口当りの全死因死者が2022年2月に増加しました。特に被害が大きな大阪府を例にとって、どれだけの被害だったのか、過去や他の国や地域と比較しながら考えていきます。

■2021年2月、特に大阪の全死因死者が激増

  大阪府の2022年2月の人口当りの全死因死者、週ごとのデータを元にしたグラフが凄まじいことになっています。2010年から11年分表示していますので、ここ10年以上と比べて異様な増加であることが分るかと思います。2020年に死者が減ったからとか統計上のブレだとか、また赤線のコロナ死者の増加分でも説明がつきません。

  これはもう、少なくとも大阪府の全死因死者の激増はワクチンのせいあると筆者は考えています。100歩譲っても、検査、マスク、自粛、ワクチンという感染症対策が間違いという証拠に他ならないと考えます。

もう少しグラフを詳しくみていきます。 青い線は他の死因での死者も含めた全死因死者を示しています。この線もやはり例年よりも高くなっています。水色で塗った領域は2015年から2019年までの同じ時期の最大と最小の範囲を示しており、この領域よりも青い線が高い位置にあると例年より死者が多かったことを示します。特に水色の領域の上に白い空白部分が見えて、更にその上に青い線があるところは、例年より非常に死者が多かったということを示しています。
この観点から見れば、2021年に死者は増加しています。毎年増加傾向だった人口当りの全死因死者が2020年で増えず、2021年にその分が増えたというと説明が仮にできたとしても、グラフを見ても分るように、2022年の2月死者の多さはそれでは説明がつきません。

この大阪府の全死因死者の多さは、コロナパンデミックと比べてどの程度のものだったのか、他の国や地域と比較していきます。 

■大阪府とスウェーデンとで比較

  大阪府とスウェーデンとで比較してみます。スウェーデンの第一波の被害はヨーロッパの中では中程度です。スウェーデンで人口当りの死者数が極端に多かったのは、2020年の4月と5月の第一波のときだけです。大阪の2022年2月の死者の多さはそれに匹敵するか、それ以上だということが分るかと思います。

■大阪府と英国との比較

  次に大阪と英国を比較してみます。英国は被害が甚大だった欧州の国のうちの一つです。さすがに英国の第一波ほどの被害は大阪の2022年2月には起きていません。ただし繰返しになりますが、スウェーデンの第一波と同じかそれ以上の被害が出ています。し、韓国や近隣の県とも同じ傾向です。2020年新型コロナ被害が出始めていたころは全死因死者は増えていなかったのに、2022年2月になって激増してしまいました。この原因は、やはりワクチンだと筆者は考えています。

■韓国も同様に2022年2月に全死因死者が激増

   パンデミック初期にはそれ程全死因死者が増えていないのに、2022年になって極端に増えた国といして韓国が挙げられます。韓国の2022年2月の全死因死者も極端に増加しており、その増え幅は大阪を上回ります。またコロナ死以上の増加であるところも大阪と同じです。
 韓国はブースター(3回目)接種を日本以上に推進していた国です。接種の追加が死者を増やしているとしか思えません。

■大阪近辺の兵庫、京都、奈良もに2022年2月に全死因死者が増加

 大阪近辺の兵庫、京都、奈良も大阪ほどでは無いにせよ、同じように全死因死者が増えています。

  纏めると、大阪では2022年2月になってからヨーロッパの第一波と同じかそれ以上の被害が出ています(とはいえ一番被害が大きかったところ程ではありません)。また近隣の県や韓国とも同じ傾向です。2020年新型コロナ被害が世界で出始めていたころ、大阪では全死因死者は増えていなかったのに、2022年2月になって激増してしまいました。この原因は、やはりワクチンだと筆者は考えています。

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